診療内容・専門分野
当科では、呼吸器疾患を有する方を対象に、患者本位の診療の実践を心がけています。
対象疾患としては、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)、気管支喘息、肺癌、間質性肺炎、急性・慢性呼吸不全、呼吸器感染症(肺結核・非結核性抗酸菌症、肺真菌症、肺炎・気道感染症)、肉芽腫性肺疾患(サルコイドーシス、過敏性肺炎)など、呼吸器疾患全般にわたり幅広く診療を行っています。
検査および治療としては、マルチスライスCTなどを応用した画像診断、気管支内視鏡による診断・治療、急性期の人工呼吸管理や慢性期の在宅酸素療法などの呼吸管理、胸部悪性腫瘍に対する薬物療法、気道感染症・肺炎・肺結核などに対する抗菌化学療法などを実施しています。 さらに上記の診療とともに、大学附属病院の使命として、一般内科を基盤に置いた呼吸器専門医師の育成、呼吸器病学の発展に寄与する研究の遂行を目指しています。
特色
1. |
日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会の認定施設 |
2. |
東京都結核指定医療機関(結核予防法による公費負担患者の医療を担当する機関)
〈結核病床27床〉、東京都結核緊急医療ネットワーク協力施設 |
3. |
臨床工学部と連携した呼吸療法の実施
(機械的人工呼吸療法 、非侵襲的陽圧呼吸療法、在宅酸素療法など) |
4. |
呼吸器外科との定期的なカンファレンスの実施および連携 |
主な医療機器・設備
マルチスライスCT装置、MRI装置
気管支内視鏡(ファイバースコープ、電子スコープ、超音波気管支鏡、蛍光気管支鏡)
患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等
2023年度
当科病床定数 |
一般病床 33床 |
年間外来患者数 |
16,568人 |
年間新入院患者数 |
739人 |
年間延入院患者数 |
11,604人 |
1日平均入院患者数 |
32人 |
紹介率(保険法) |
約83.3% |
専門外来
- 特殊外来は設けておらず、呼吸器内科一般外来のみとなります。
- (月)〜(土)呼吸器内科医師が担当致します。
- 予約再診の患者さんを除き、午前中の受付時間内(11時30分まで)に受付をお済ませ下さい。初診の方につきましては、可能であれば、診療情報提供書や画像データ(できればCD-ROMで)をお持ち下さい。
救急・時間外診療の対応
呼吸器内科関連の救急/時間外診療は24時間体制で救急部にて内科輪番救急当番医が対応し、日勤帯の呼吸器内科当番医に連絡されます。
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