患者さん、医療者パートナーシップの現状 (リハビリテーション科の場合)
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リハビリテーション治療の目的は、患者さんの障害をできるだけ軽減し、さらに残された患者さんの能力を最大限引き出し、それにより可能な限り人間として望ましい生活ができるように医学的側面から治療・支援することで、最終的には患者さんの生活再建が目標です。
入院前外来で入院前に面談を行い、私たちから退院時に予測される機能的予後について患者さんおよびご家族にご説明します。その上で、患者さんおよびご家族それぞれが必要としていること、望まれていること、および思い描いていらっしゃる将来的な生活像についてお伺いし、共通の治療目標の設定をおこないます。リハビリテーション医療を円滑に進めていくためには、患者さんやご家族が主体的に方向性を示していただくことが必要だからです。 入院後 私たちは患者さんやご家族のニーズを取り入れながら入院治療計画書を作成し、治療工程を説明しながら、患者さん側のニーズが反映されたものであるかをお互いが治療パートナーとして確認します。 退院後
生活再建を目標とするプロジェクトが成功したか否かは、退院後少し時間がたってみなければ正確にはわからないもので、退院後の様子を患者さんおよびご家族からお伺いし、この後のプロジェクトの参考にしていきます。 |