診療内容・専門分野
慈恵医大葛飾医療センター集中治療室は計12床を有しており、重症内科疾患の管理や、大手術/重症併存疾患を有する患者の術後管理、循環器疾患(CCU)、脳血管疾患(SCU)といった機能を担っています。内科、外科、麻酔科スタッフと連携をとりながら診療にあたり、集中治療専門医が統括する多職種カンファレンス(医師、看護師、臨床工学技士、リハビリ、薬剤師、栄養士)を毎日実施することで診療を支える全てのスタッフの知見を集約させながら患者の改善を目指しています。また当院集中治療室は日本集中治療医学会集中治療専門医の認定研修施設であり、日本集中治療医学会が運営する国内最大のICUデータベース事業JIPAD (Japanese Intensive care PAtient Database)に参画し、データ登録を行っています。
特色
集中治療は超急性期に特化した総合診療であり、医療に関する情報量も極めて多い現場です。そのため集中治療室では各診療スタッフの専門知識・技能だけでなくチーム全体として効率的かつ効果的な診療システムが求められます。看護師、薬剤師、臨床工学技士、栄養士、理学療法士、各主診療科医師など集中治療を担う全スタッフが重症患者診療を円滑に行えるよう、集中治療専門医がマネジメントを行っています。当院では遠隔診療システム「Join」を導入しており、医師間の画像共有やチャット機能による情報交換、リアルタイムの生体情報モニターの観察、診療経過の確認が病院専用スマートフォンを通じて行うことが可能となっており、より高い医師同士の連携をとることができています。
集中治療室入室症例数(年次推移)
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
777件 |
743件 |
707件 |
685件 |
738件 |
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