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下部消化管外科


2024年8月現在
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下部消化管外科


スタッフ


北川 和男、成廣 哲史、隈本 智卓、栗田 紗裕美、般若 祥人


 

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北川 和男
職位 外科医員 医局長
専門 消化器外科 下部消化管外科 内視鏡外科
出身 帝京大学 平成14年卒
資格

日本外科学会専門医
日本内視鏡外科学会 内視鏡外科技術認定医
日本大腸肛門病学会専門医
臨床肛門病学会技能認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本外科代謝栄養学会TNT
臨床研修指導医
緩和ケア研修終了医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
消化器がん外科治療認定医
certificate of da Vinci System Training as a Console Surgeon


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成廣 哲史
職位 外科医員 助教
専門 消化器外科 下部消化管外科 内視鏡外科
出身 愛知医大 平成19年卒
資格

日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医 消化器がん外科治療認定医
日本大腸肛門病学会 専門医
日本内視鏡外科学会 内視鏡外科技術認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本内視鏡外科学会評議員
certificate of da Vinci System Training as a Console Surgeon


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隈本 智卓
職位 外科医員 助教
専門 消化管外科 下部消化管外科
出身 久留米大学 平成23年卒
資格

日本外科学会専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
消化器がん外科治療認定医
certificate of da Vinci System Training as a First Assistant


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栗田 紗裕美
職位 外科医員 助教
専門 下部消化管外科 内視鏡外科
出身 浜松医科大学 平成26年卒
資格

外科学会専門医
消化器外科学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
坑加齢学会専門医


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般若 祥人
職位 外科医員 助教
専門 下部消化管外科 内視鏡外科
出身

東京慈恵会医科大学 平成26年卒 

資格


代表論文

Narihiro S, Miura N, Nishizawa Y, Hasegawa H, Ikeda K, Teramura K, Tsukada Y, Sasaki T, Ito M. Delorme surgery for colonic mucosal prolapse after intersphincteric resection. Surg Today. 2021 51(6):916-922.

Narihiro S, Yoshida M, Ohdaira H, Sato T, Suto D, Hoshimoto S, Suzuki N, Marukuchi R, Kamada T, Takeuchi H, Suzuki Y. Effectiveness and safety of tumor site marking with near-infrared fluorescent clips in colorectal laparoscopic surgery: A case series study. Int J Surg. 2020 80:74-78.

Narihiro S, Suwa K, Ushigome T, Ohtsu M, Ryu S, Shimoyama Y, Okamoto T, Yanaga K Safety and Efficacy of Trifluridine-Tipiracil Hydrochloride Oral Combination (TAS-102) in Patients with Unresectable Colorectal Cancer. In Vivo. 2018 Nov-Dec; 32(6):1643-1646.

A novel fluorescent marking clip for laparoscopic surgery of colorectal cancer: A case report.
Narihiro S, Yoshida M, Ohdaira H, Sato T, Suto D, Hoshimoto S, Suzuki N, Marukuchi R, Kamada T, Takeuchi H, Suzuki Y.Int J Surg Case Rep. 2019;64:170-173.

Transanal Total Mesorectal Excision (Ta-TME) in a Rectal Cancer Patient with a History of Abdominal Surgery: A Case Report.
Narihiro S, Ohdaira H, Takeuchi H, Kamada T, Marukuchi R, Suzuki N, Hoshimoto S, Yoshida M, Suzuki Y.J Anus Rectum Colon. 2020 Jan 30;4(1):41-46.

Near-infrared fluorescent clip guided gastrectomy: Report of 2 cases (Case reports).
Narihiro S, Yoshida M, Ohdaira H, Takeuchi H, Kamada T, Marukuchi R, Suzuki N, Hoshimoto S, Sato T, Suzuki Y.Ann Med Surg (Lond). 2020 May 11;55:49-52.

Kurita S, Kitagawa K, Toya N, Kawamura M, Kawamura M, Eto K. Endoscopic resection of a duodenal duplication cyst: A case report. DEN open. 2022 Jan 9;2(1):e88. doi:
10.1002/deo2.88. PMID: 35310702; PMCID: PMC8828194.

Kurita S, Kitagawa K, Toya N, Kaji M, Yoshioka S, Hiramoto Y, Fujioka S, Takahashi N, Eto K. Transcatheter arterial embolization followed by surgical laparotomy for hemorrhagic shock due to intestinal bleeding: a case report. Surg Case Rep. 2022 Jan 17;8(1):11. doi: 10.1186/s40792-022-01363-3. PMID: 35038053; PMCID: PMC8762533.

pCRを得られた多発転移を有するBRAF変異陽性かつMSI-high大腸癌の1例 北川 和男

腸重積を契機に発見され,術前診断しえた虫垂粘液嚢腫の1例 成廣哲史

同時性多発大腸癌に対し,吻合部が2カ所になる腹腔鏡下大腸切除術を施行した1例 成廣哲史

出血を契機に発見された大腸mixed adenoneuroendocrine carcinomaの1例 成廣哲史

大量出血を契機に手術に至った大腸神経鞘腫の1例 成廣哲史


診療


  • 慈恵医大柏病院の消化器外科では消化器内科、腫瘍内科、放射線部、内視鏡部および病理部と連携し、総合的診療体制で臨んでいます。
  • 近年、大腸癌手術は低侵襲化手術へのニーズおよび安全性が高まり、手術機器の発達とともに開腹手術から腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術へと進化いたしました。
  • 大腸癌手術において何よりも重要なことは、安全性を担保しつつ、癌の根治性を高めることです。それに付随して、腹腔鏡下手術、さらにロボット支援手術は低侵襲性、機能温存性、整容性などとの両立ができる低侵襲治療と位置付けられております。下部消化管外科でも低侵襲で根治性の高い治療を安全に行うため、日本内視鏡外科学会技術認定医による腹腔鏡下手術およびロボット支援下手術を積極的に行っており、良好な成績をおさめております。
  • 下部消化管悪性疾患だけでなく良性疾患に対しても腹腔鏡下手術を積極的に行っております。
  • また、肛門疾患(痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱等)も適応があれば硬化療法等の疼痛が少ない治療や腹腔鏡下直腸脱修復術のように低侵襲手術を積極的に行っており、良好な成績を収めております。

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ロボット支援下手術(イメージ)


  • 肺・肝などに転移を有する大腸癌症例に対しては、化学療法を行い呼吸器外科および肝臓外科と連携して積極的に転移巣を切除しております。また再発症例に対しては日本がん治療認定医機構がん治療認定医が病態や遺伝子に合わせた化学療法を行っております。免疫チェックポイント阻害薬、分子標的薬などを用いた最新の化学療法を受けることができます。
  • 炎症性腸疾患に関しては内科専門医と連携して手術のタイミング、術後外来フォロー法を検討し、最適な治療を行っております。

下部消化管 診療実績

当院は大学病院という総合病院の強みを生かし、他施設で治療困難な既往疾患を罹患している患者様が多く、他病院と比較して高リスク患者様が多い状態です。
その中で上記のような低侵襲手術を心がけることで、重い既往疾患を有している方も含めて、合併症は全国平均を下回る良い成績をおさめております。
特に直腸癌は合併症が少なく、今後さらにロボット支援下手術の増加が見込まれることから、さらなる合併症の低下や機能温存が期待でき、より良い治療を提供できると考えております。






下部消化管外科における最近の試み

当科ではロボット手術としてダビンチXiサージカルシステムという最も優れたシステムが導入されており、低侵襲、肛門・膀胱機能温存、整容性が高い手術を提供しております。
ロボット支援下手術システムは腹腔鏡下手術の制限を超える機器です。多関節機能・ドッキングフリー・手振れ防止機能・3Dかつ高画質が優れており、安全面も最大限に考慮しながら行っております。全症例をロボット支援下手術とするわけではなく、腹腔鏡下手術や開腹手術が最善と判断される病態には最適な手術を提供いたします。






疾患解説



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