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脳神経外科


2024年10月現在
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診療部長代行: 石井 卓也

診療スタッフ 診療フロア
診療部長代行 石井 卓也
医師数 常勤 5名

診療内容・専門分野


脳神経外科で取り扱う、以下の全ての疾患に対応いたします。
(1) 脳腫瘍 : 神経膠腫(グリオーマ)、髄膜腫、下垂体腺腫、転移性脳腫瘍 など
(2) 脳血管障害 : くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳出血、脳梗塞 など
(3) 神経外傷 : 硬膜下血腫、硬膜外血腫 、脳挫傷など
(4) 機能性疾患 : 顔面けいれん、三叉神経痛 など
(5) 脊椎脊髄疾患 : 頸椎症、腰部脊柱管狭窄症、脊髄腫瘍 など
(6) 小児脳神経外科 : 脳腫瘍、水頭症 など

全ての症例に対してスタッフ全員で治療方針を検討して、個々の患者さんにあった医療を提供できるよう努めております。また安全かつ低侵襲な手術のために、血管内治療術中神経モニタリングを積極的に取り入れております。脳腫瘍に対しては、集学的治療(手術・放射線治療・化学療法)を行っております。またグリオーマに対しては、樹状細胞を用いた免疫療法を慈恵医大脳腫瘍チームと連携して行っております。脳血管障害に対しては、24時間手術が可能な体制です。未破裂脳動脈瘤や頸動脈狭窄症に対しては、慈恵医大脳血管内治療チームと連携して治療を行っております。


特色


調布市・狛江市を中心に世田谷区および多摩地域住の方々に、大学附属病院ならではの先端医療を提供しております。それと同時に、急性期医療から高齢者医療まで幅広いニーズに対応するべく、地域に根差した脳神経外科としての役割を果たして参ります。
脳神経外科では、日本脳神経外科学会専門医4名を含む5名の医師が診療を行っております。また、必要に応じて、脳血管内治療専門医脊椎外科専門医による診療も可能な体制をとりながら、最新の診断・治療技術で診療を行うことを基本方針としています。手術適応や治療方針にかんしては、インフォームドコンセント(十分な説明を受けた上での同意)を徹底し、納得して治療を受けていただけるよう心がけております。

 


主な医療機器・設備


MRI(2台)、CTスキャン(2台)、3D-CTA、DSA(脳血管撮影)、SPECT(脳血流検査)、カラードップラ(超音波)、脳波などにより速やかで的確な診断を心がけております。


患者数・症例数・生検数・手術数・治療成績等


外来患者数 約687名/月(新患数:約106名/月)
病床数 14床 + 集中治療室 + 救急室
手術件数 年間約130件(平成25年度:脳腫瘍18、脳血管疾患30、神経外傷47)

専門外来


脳腫瘍外来 〜患者さんひとりひとりに最善の治療を提供します〜(水曜午後)
脳腫瘍には、神経膠腫(グリオーマ)・髄膜腫・下垂体腫瘍や転移性脳腫瘍などの代表的疾患以外にも多くの種類(病理組織診断)があります。通常これらの脳腫瘍に対しては、手術・放射線治療や化学療法を組み合わせた治療が行われます。実際には、脳腫瘍の種類・部位・大きさや患者さんの症状・年齢や体調を考慮して、患者さんひとりひとりにとって最善の治療方針を検討しなければなりません。当院の脳神経外科では、専門的な知識と経験が必要な脳腫瘍に対して、専門外来を行っています。 詳細に関しては、脳神経外科外来にお問い合わせ下さい。

神経内視鏡外来 〜身体に負担の少ない最新治療を提供します〜(水曜午後)
近年の手術には、患者さんの身体に負担の少ない手術が次々と導入されています。その一つに内視鏡手術があります。脳神経外科においても、一部の疾患に対して従来の開頭術よりも低侵襲な神経内視鏡手術が行われるようになりました。当院の脳神経外科では、水頭症・脳出血や下垂体腫瘍に対して、専門外来を行っています。詳細に関しては、脳神経外科外来にお問い合わせ下さい。

老年外来 〜いつまでも元気で寝たきりにならないために〜(第1、3、5週月曜午後)
65歳以上の人がほぼ“寝たきり”になってしまう原因は、1位 脳卒中、2位 認知症、3位 老衰・衰弱、4位 骨折・転倒となっています。このなかで1位の脳卒中は、当院脳神経外科の外来で取り扱っております。3位の老衰・衰弱を除けば、その原因は認知症と転倒・骨折が多くを占めます。歩くことがうまくいかないと、骨折や転倒につながる可能性が高くなります。すなわち認知症と歩行障害を治療していくことが、“寝たきり”にならないためには大変重要となります。当院の脳神経外科では、認知症と歩行障害に焦点を当てて診療を行っていきます。詳細に関しては、脳神経外科外来にお問い合わせ下さい。
※原則2回の診療により、診断を行います。
※必ずご本人の日常生活をよくご存知の方(ご家族、ご友人)と一緒に受診して下さい。

しびれの外科外来 〜しびれをきらす、その前に〜(第2、4週月曜日)
脳神経外科には、手足のしびれでお悩みの患者さんが多数来院されます。当院の脳神経外科では、「手足のしびれ外来」を開設しています。手足のしびれを対象に、問診・視診・誘発試験および画像評価を総合的に判断し、必要に応じて手術の適応を患者さんと相談しながら行います。手足のしびれでお悩みの患者さんは是非ご来院下さい。悩まずに、一度診察されることをお勧めします。 詳細に関しては、脳神経外科外来にお問い合わせ下さい。


救急・時間外診療の対応


当院の救急部と連携して24時間体制で診療を行っております。夜間の緊急手術にも対応可能な体制を整えております。


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関連リンク

悪性神経膠腫に対する免疫療法臨床研究
脳血管内治療センター