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消化器・肝臓内科


2024年10月現在
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診療部長:小池 和彦

診療スタッフ 診療フロア
診療部長 小池 和彦
診療副部長 木下 晃吉
医師数

常勤13名、非常勤3名


診療内容・専門分野


当科は、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・膵臓・胆嚢・胆道などの病気に対して専門医が迅速かつ正確に診断し、患者様に最善の治療を提供いたします。
消化器疾患に対しては、食道炎、胃・十二指腸潰瘍、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など)の診断や治療、上・下部消化管内視鏡、超音波内視鏡(EUS)および狭帯域内視鏡(NBI)による胃がんや大腸がんなどの診断を行い、早期がんに対する内視鏡的治療(ポリペクトミー・粘膜切除術(EMR)・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など)を行っております。
肝臓疾患に対して、超音波ガイド下肝生検を含む肝機能障害の原因検索や病態に応じた治療を行っています。特に、B型やC型のウイルス性慢性肝炎に対しては、副作用の少ない内服薬を中心とした抗ウイルス療法を行い、肝硬変や肝がんへの病態の進展を防ぐ治療を積極的に行っています。最近問題となっている肝硬変や肝がんへ進行する危険性がある脂肪性肝炎について、糖尿病・代謝・内分泌内科の先生方や栄養部と協力して適切な治療や指導を行っています。肝がんに対しては外科と連携しながら、肝動脈塞栓術(TAE)、ラジオ波焼灼術(RFA)、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤などを用いた内科的治療を行っています。
膵臓・胆道疾患に対して、急性および慢性膵炎、自己免疫性膵炎の治療や内視鏡的逆行性膵胆管造影法(ERCP)、EUSによる膵臓疾患(膵のう胞性腫瘍、膵がん)の診断や内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)による治療も行っております。
消化管・肝胆膵領域における悪性腫瘍に対する抗がん剤治療は、腫瘍の拡がり、患者様の体調に配慮しながら外来・入院で治療を行っています。また、抗がん剤治療と並行してがん診療センター内にある緩和ケアチームとも連携し「つらい」症状などのサポートを行っています。
このように検査技能も兼ね備えた消化器・肝臓内科専門医が協力し、精進している診療グループです。患者様の病状だけではなく体調や社会的背景に応じて、外科、内視鏡部、放射線部、緩和ケアチームなどの他部門とも協力して皆様の診療にあたっています。
食欲がない、胃の調子がよくない、おなかが痛い、便が出にくい、下痢する、便に血が混じる、黄疸などの症状があるとき、おなかの病気を疑った際には私たちの診療科を受診し御相談ください。

がん診療センターホームページ


特色


日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会および日本肝臓学会の認定施設であります。東京都の肝臓専門医療機関の指定や肝臓の機能障害が原因の身体障害者の判定も当院で対応できます。病診連携として、登録いただいている開業の先生方が見学生として毎週の部長回診に参加する制度を設けています。

 


主な医療機器・設備


内視鏡検査は月〜土曜日の午前枠での電子スコープで上部や下部の消化管内視鏡検査を行っています。腹部超音波検査は肝臓専門医が放射線部と連携して行っています。また、肝がんに対する肝動脈塞栓術(TAE)、肝動注療法、ラジオ波焼灼術(RFA)も連日行っています。消化管出血に対する緊急内視鏡は、外科、内視鏡部と共にオンコール体制で対応を行っています。

 


外来担当医表


第三病院 消化器・肝臓内科 外来担当表(リンク)


救急・時間外診療の対応


消化器・肝臓内科の救急/時間外診療は24時間体制で、救急部にて内科輪番救急当番医が対応を行い、病状の緊急性に応じて救急当番医と当科スタッフが連携して治療をしています。

 


患者数・検査数・治療数等


病床定数 51床
年間外来患者数 26,692人
年間新入院患者数 1,206人
年間延入院患者数 13,364人
1日平均入院患者数 37人
紹介率(保険法) 76.9%

C型慢性肝炎に対する

インターフェロンフリ−治療
6例/年
腫瘍・肝生検 19例/年
肝動脈化学塞栓術(TACE) 37例/年

ラジオ波焼灼術(RFA)

9例/年

悪性腫瘍に対する抗がん剤治療
食道がん
胃がん
大腸がん
肝がん
胆道がん
膵がん
神経内分泌がん
原発不明がん

総数78例/年
3例/年
5例/年
18例/年
11例/年
7例/年
32例/年
1例/年
1例/年

※内視鏡検査数は中央診療部門 内視鏡部を御参照ください。

内視鏡部ホームページ