診療内容・専門分野
患者さんに優しく、安全で質の高い麻酔の実施を目指しています。手術前・手術中・手術後に以下の取り組みをおこない、患者さんの早期回復を目指しています。
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手術前は、患者さんに合った安全で快適な麻酔法の選択に役立てるために、歯科医師、看護師、薬剤師との協力のもと麻酔科医師による診察を実施しています。
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手術中は、麻酔担当医が患者さんのそばを離れることなく、いろいろな生体情報(血圧、脈拍、呼吸状態、脳波など)を監視しています。これにより手術による痛みやストレスを取り除き、患者さんを常に安全な状態に保っています。
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手術後は、麻酔科医が術後回診を行い麻酔が原因となる合併症の早期発見に努めています。また、手術創の痛みをできるだけ軽くすることを目的に、電子カルテの通信機能を利用した術後疼痛管理システムを導入しています。
麻酔部診察
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麻酔科による診察は、患者さんが手術前・手術中・手術後を通じて安全に過ごしていただくことを目的に行っています。
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正確な情報を入手し麻酔の安全性をさらに向上させるため、手術前問診票を導入しています。手術が決定しましたらお渡ししますので、ご記入のうえ外来担当者にお渡しください。
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カルテや問診票、実際の診察で得られた情報をもとに、患者さん全身の状態を把握し麻酔の方法を検討します。
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麻酔を行うにあたり患者さんにはどのようなリスクがあるのかをお話しのうえ、同意をいただきます。
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外科系診療科からお渡しする麻酔の説明書(ピンク色のパンフレット)を診察前にぜひお読みください。
患者数・症例数・生検数・手術数・診療成績等
麻酔部管理の年間麻酔症例数は、例年おおよそ2,500件です。このうち、ICU入室症例が約300件となっています。日本専門医機構が定める麻酔領域区分では、6歳未満の小児麻酔が約10件、帝王切開麻酔が約50件、胸部手術麻酔が約70件となっています。
専門外来
外来診療(ペインクリニック)は行っておりません。
救急・時間外診療の対応
各科の時間外・救急手術には可能な限り即対応する体制をとっています。
手術前患者さんへの麻酔説明動画
以下の各項目をクリックすると説明動画(YouTube)を視聴できます。
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