本学における降圧剤ディオバンの臨床試験、科研費に関わる不正事案に係る再発防止策として学長を最高管理責任者とした包括的な研究ガバナンス体制を構築することが提言され、2015年4月に本研究倫理推進センターと研究適正化特別委員会の2つの組織が設置されました。
2023年度からは、不正防止対策の学内横断的な体制を統括するセンターの実質的責任者として私がセンター長に任命され、コンプライアンス推進責任者に医学科西新橋校は金城雄樹教授、医学科国領校は三崎和志教授、看護学科は大橋十也教授を任命し、研究推進課とともに組織横断的に研究不正防止体制の整備、研究倫理教育、学術研究における法令上必要な措置等の活動を行っております。
松藤千弥学長自らが力説されているように、研究のコンプライアンスは本学として取り組む最重要課題であることを認識し、推進体制を構築するために、下記図に示す各講座、部署からコンプライアンス推進員を選出し、推進者としての責任、権限と役割を担うと共に、研究者にはFD(Faculty Development)を重ねることで本学一丸となって研究不正を防止して参ります。
研究倫理推進センターは、1)研究費使用ガイドの周知活動、2)各種研修会の開催、3)納品研修担当者対象の研修、研究者及びコンプライアンス推進員に研究倫理教育の実施、4)理解度テストの実施とそのフィードバック、5)各種研究経費使用説明会等、研究の不正防止に関わる多岐に渡る取り組みを主体的に実施しています。 皆様のご支援とご協力を宜しくお願いたします。 |