1. |
はじめに |
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平成18年度は、青戸病院建設や本院外来棟建設等の将来計画を見据え「新しい事業計画をスタートする年」として予算計画をたてましたが、診療報酬は▲3.16%と厳しい環境下にありました。一方新たな看護基準体制が診療報酬制度に組み込まれたことから、本学はこれにも取り組んだ結果、平成18年度は医療収入を大幅に伸ばすことができました。これにより、青戸病院や本院外来棟の建築計画は、より具体化されることになりました。 |
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2. |
消費収支計算書 |
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平成18年度は、診療体制の充実を図り、また「7:1看護基準」の導入等が効果を奏し、医療収入は670億円で予算に比べて30億円増加しました。前年決算比では+25億円を計上することができました。その結果帰属収入の合計は771億円となり、予算に比べて41億円増加し、前年度の決算に比較して27億円増加しました。
一方、消費支出は、人件費が347億円で予算に比べて1億円増加しましたが、前年度決算に比べて13億円増加しました。医療経費は232億円で、予算に比べて12億円増加しました。その他の諸経費につきましては、圧縮に努め消費支出の合計は750億円となり、予算に比べて7億円増加し、前年度決算に比較して16億円の増加となりました。
これにより帰属収入の合計から消費支出の合計を差し引いた帰属収支差額は21億円となりました。これは前年度決算に比較して11億円増加したことになります。
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3. |
資金収支計算書 |
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資金収支計算書は、前年度より繰り越した資金が316億円ありましたが、次年度への繰越資金は326億円となり、繰越資金は10億円増加しました。
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4. |
貸借対照表 |
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資産勘定のうち固定資産は、設備投資22億円を実施しました。また青戸病院建設のための特定引当資産12億円と退職給与引当特定預金5億円の積上げを行いました。
一方今年度は減価償却を49億円行いましたので固定資産合計は966億円で、前年度決算に比べて4億円増加しました。
流動資産は、現金預金が前年比10億円増加したこと等があって440億円となり、前年度決算比7億円増加しました。
負債勘定のうち固定負債は、長期借入金の返済が進んだこと等により、前年に比較して7億円減少し326億円となりました。
流動負債は、前年度決算に比べて1億円に減少して127億円となりました。
基本金は当年度新たに青戸病院建設に伴う2号基本金を12億円積上げたこと等で、基本金組入総額は8億円となり、基本金の部は953億円となりました。
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5. |
決算書開示方法について |
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- 平成16年度の私立学校法の改正に伴い、本学の事業報告書、法人誌「The JIKEI」、インターネットのホームページでの決算報告は、文部科学省への届出フォームで表示しています。
- 貸借対照表における未収入金は、徴収不能引当金236,213,399円を控除して表記しております。
- 説明文は億円単位(以下切り捨て)で記載しております。
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以上 |