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財務情報/事業報告


平成17年度

平成17年度決算について

1. はじめに
   平成17年度は、寄附行為の改訂にともない大学の基盤を整備し、また医療の安全管理体制の構築に努めてまいりました。その結果、平成17年度は医療収入の改善を図ることができました。これにより、青戸病院や本院外来棟の建築計画にも踏み切ることになりました。
 
2. 消費収支計算書
 

 平成17年度は、安全管理体制に努め、また病診連携を進めてきた結果、医療収入も回復し646億円(前年比+26億円)を計上することができました。その結果帰属収入の合計は744億円となり、前年に比較して21億円増加しました。
  一方、消費支出は、医療収入の増加にともない医療経費は12億円増加しましたが、諸経費の圧縮に努め消費支出の合計は734億円となり、前年に比較して2億円減少しました。
  これにより帰属収支差額は10億円となりました。これは前年に比較して23億円増加したことになります。

 
3. 資金収支計算書
 

 資金収支計算書は、前年度より繰り越した資金が310億円ありましたが、次年度への繰越資金は316億円となり、繰越資金は6億円増加しました。

 
4. 貸借対照表
 

 資産勘定のうち固定資産は、設備投資24億円を実施しました。特定引当預金の組入れ等により、その他の固定資産が5億円増加しました。一方今年度は減価償却を49億円行いましたので固定資産合計は962億円で、前年比20億円減少しました。流動資産は、預貯金や有価証券の増加等で20億円増加し、433億円となりました。
  負債勘定のうち固定負債は、長期借入金の返済が進んだこと等により、前年に比較して16億円減少し334億円となりました。流動負債は、医療収入の増加にともなう薬品費等の未払金が7億円増加し、129億円となりました。
  基本金は、当年度基本金組入額は14億円でしたが、学校法人会計基準の改正にともない、今後取得する見込みのない固定資産と同額の基本金11億円を取崩しましたので、3億円増加して1,357億円となり、基本金の部は932億円となりました。



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