手術部
2023年4月現在 |
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診療部長:戸谷 直樹 |
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診療内容・専門分野手術部は各診療科の入院患者さんや外来患者さんに対する定時・緊急手術を行う施設です。 手術件数
手術室における安全管理手術部の最大の特徴は、複数の臓器にまたがるようなハイリスクな病態に対して複数科による合同手術を行っていることです。専門性の高い疾患班が各臓器に対して質の高い手術を行うことが可能です。さらに、ハイリスク症例に対しては、術前に必ず担当科、手術部、麻酔部、ICU担当医、ICU看護師、病棟・外来看護師による術前合同カンファレンスを開催し、症例の問題点とその対策、当日の治療手順などを確認するようにしています。情報を共有することによって、入院から退院まで患者さんが安全でスムーズに医療を受けられることを目的としています。
また、全手術症例にタイム・アウトを実施しています。タイム・アウトとは、執刀医が手術前に手を止めて、患者さんの本人確認・手術部位の確認・手術術式・予定手術時間など声を出して確認することです。麻酔科と担当看護師はそれが正しいことを確認します。このことでチームメンバーのコミュニケーションを取り、部位間違いや患者さん間違いなどのミスを防ぐことができます。手術終了前にもタイム・アウトを実施し、使用したガーゼの総数が合っているか、術式が予定通りに行えたかを確認します。 もし、手術が予定時間の1.5倍を超えても継続している場合は、一度手術担当医、担当科部長、手術部、麻酔科、看護師が集まって、それまでの経過と今後予想される経過について再確認します。必要があれば、患者さんのご家族の了承を得た上で術式の修正を行う場合もあります。すべての手術が計画通り安全に遂行できるよう心がけています。 医療機器の整備は臨床工学部技師を中心として行うとともに、麻酔科医師、外科系医師、看護師、看護補助員で行っています。また、看護師業務を見直し、手術室内の清掃や機械、機材準備を可能な限り委託業者に任せ、看護師が看護師本来の業務に専念できるようにし、安全管理につなげています。 麻酔部管理責任手術(おもに全身麻酔による手術)において、麻酔部医師は、手術前と手術後に患者さんの診察を行い、手術や麻酔の安全性が高く保たれるよう最善を尽くしています。 手術部内では毎月カンファレンスを行っており、スタッフ間のコミュニケーションを密にとっています。カンファレンスでは、発生した問題点について話し合い、改善策を作り、よりよい環境を提供できるよう心がけています。 |