放射線部
2024年9月現在 |
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診療部長:吉田 博(兼務) 診療部長:小林 雅夫 |
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診療内容・専門分野
特色【画像診断部門】 放射線部は大きく画像診断部門と放射線治療部門に分かれています。画像診断部門には7名の常勤放射線診断医が在籍し、その内4名が放射線診断専門医を取得しています。治療部門には、放射線治療専門の常勤医2名が在籍しており、千葉県内でも有数の専門医が在籍する放射線部となっています。 画像診断部門では、CT、MRI、超音波や核医学検査を中心とした画像検査の読影を行い、画像診断報告書を作成し、各診療科へ情報提供を行っています。 その一方で、CTやX線透視、超音波装置を用いて、画像ガイド下に経皮的に局所病変のみの治療を行う、Interventional Radiology:IVR(画像下治療)を行っています。泌尿器科と共同で行っている「腎癌に対する経皮的凍結療法」は、本邦におけるパイオニアとして、2001年より数多くの患者さんの治療を行っています。 CTやMRI等の画像検査や報告書作成は、FAXやWeb予約により、地域の診療所の先生方からのご依頼に対しても行っています。 近年は画像診断センターのような、画像検査と読影に特化した施設も増加傾向にあます。こうした施設では読影を行う医師の経歴や背景が明らかでありませんが、当院では必ず放射線診断専門医が読影を行っています。また、ご依頼を頂いた画像検査により救急対応が必要な疾患が発見された場合、救急診療部を含めた各診療科で対応することも可能です。こうした検査から治療への橋渡しができることも、当院の大きな特徴です。画像検査のご希望等ございましたら、かかりつけの先生とご相談下さい。 【放射線治療部門】 放射線治療部門は常勤2名(1名は専門医)、他に非常勤医1名で診療に対応しています。脳腫瘍、頭頸部がん、肺がん、乳がん、消化器がん、婦人科がん、前立腺をはじめとする泌尿器がん、血液のがんなどの悪性腫瘍や、ケロイド、甲状腺眼症など良性疾患も含め、年間300-400名の新患患者さんに放射線治療を行っています。各依頼科と治療適応を含め相談しながら対応しており、合併症のある方に対する治療も患者さんの状態を確認しながら治療の検討を行っています。放射線治療施設のない病院からの治療依頼も、依頼病院との相談の上で対応させて頂いております。 放射線治療機器は1台、TrueBeamというリニアック装置で通常の3次元放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT)、から定位照射や移植前処置に伴う全身照射まで幅広く行っています。治療は常勤医2名に、看護師2名、日々の照射は放射線治療専属の診療放射線技師2~3名が担当しています。 放射線治療は、 ?形態と機能を温存した治療の可能性があります ?合併症、高齢の方にも負担を最小限に行える治療です ?高度な治療が可能となり、局所進行癌への治療効果も期待されます ?転移による苦痛がある場合に緩和目的で検討できる場合があります。 最近ではオリゴ転移と呼ばれる弧発性の転移(原発巣が制御されている場合)への治療や、照射歴のある方への症状緩和目的の再照射も検討しています。 *当院では、ゾーフィゴ治療も扱っていますが、泌尿器科が窓口となり、投与から経過まで対応して頂いております。受診を検討される場合は、おかかりの先生から当院泌尿器科へご相談ください。 検査治療実績
医療連携実績地域中核病院として、CT・MRI・US・RI・骨密度・MMG検査の医療連携枠を設定し積極的に検査を受け入れています。
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