教育センター

センター長
中村 真理子

教育センターは、2005年10月に設置され、現在では医学教育部門、教育IR部門、シミュレーション教育部門、看護キャリアサポート部門、アドミッション部門、地域医療研究支援部門を有し、本学の医学・看護教育全般に関する支援組織として、教育関係の活動を学内外で盛んに行っています。
教育プログラムの構築と実施、さらには評価に参加し、本学の教育の質を向上させるベく役割を果たしています。また、2024年2月より兼任制度が導入され、e-Learningやシミュレーションを用いた教育の開発と支援が一層充実しています。大学院共通カリキュラムでは医学教育学を担当し、将来の指導者育成に貢献しています。

教員体制

センター長

教授 中村 真理子

センター教員

教授 石橋 由朗

教授 草刈 洋一郎

教授 鈴木 英明

教授 鹿瀬 陽一(兼任)

教授 本郷 賢一(兼任)

准教授 万代 康弘(兼任)

講師 杉山 佳史

講師 関 正康(兼任)

組織図

2023年10月1日

活動内容

医学教育部門

教育センター教員は、教学関連の各委員会(教学委員会、カリキュラム委員会、教育プログラム評価委員会、試験委員会、学生部委員会等)に参加して、教育プログラムの策定と実施および評価に関して中心的な役割を果たしています。また、新たな教育技法や評価方法、ICTを利用した教育手法の導入等を提案、実施する役割を担っています。様々な観点からの学生支援も盛んに行なっています。
また、日本医学教育学会をはじめとし、日本医学教育評価機構、共用試験実施評価機構など、学外での活動や種々の組織との交流にも積極的に参加し、医学教育に関する知見を日々ブラッシュアップしています。

教育IR部門

教育IR部門は、「本学における教育プログラムの検証を行うための統括的かつ経年的な調査、データの収集と管理、解析に基づく提言を実施する部門」と規定されており、教学に関する基本的なデータを収集してデータベースを構築しています。数値的なデータのみならず、ナラティブなデータも蓄積し、学生一人ひとりの成長を追えるようにしています。学修成果に関する各種データの他に、半年に1回のカリキュラムアンケート、入学時・卒業時・卒業後のアンケートを継続的に実施して、学生、卒業生からの意見を収集、データ化し、教育改善に役立てています。

医学科卒業生アンケート

本学の使命と学修成果をどれだけ発揮できているのか、本学で経験した卒前教育と卒業してから経験したことを含めて、卒業生の成果についての実績調査を行いました。

アンケートの結果

シミュレーション教育部門

本学のシミュレーション教育施設は4附属病院に整備されており、各種シミュレーターの導入・メンテナンス・予約管理の実務を教育センターが行っています。低機能シミュレーターから、心肺蘇生のトレーニングや救命救急領域などのチームトレーニングにも使われる高機能シミュレーターまで、教育の目的に合わせた教材を選択できます。また、ビデオ・ディブリーフィングを活用した実践が可能であり、個人のレディネスやニーズに応じた体験を学びにつなげ、医療者としての自信を獲得できるように支援します。施設を利用しての臨床トレーニングやFD(Faculty Development)が盛んに行われていますが、参加者は学生や病院スタッフから地域医療者まで多岐にわたり、さまざまな状況に対応できる医療実践能力の向上を目指しています。

看護キャリアサポート部門

3看護専門学校、看護学科、大学院看護学専攻、附属4病院看護部と連携をとりながら、種々の教育・研修を実施しています。

・慈恵看護教育が目指す看護職者像

・慈恵看護職者対象の研修

 エデュケーションナース研修・基礎教育と臨床の交流研修

・認定看護管理者教育課程ファーストレベル

アドミッション部門

本学に相応しい資質と能力を身につけた学生を選抜するために、入学試験方法の検討、入学試験の実績に関する分析、入学試験改善に向けての調査研究を行っています。

地域医療研究支援部門

プライマリケア医学、家庭医療学を中心とした研究支援を行なっています。また疫学・臨床疫学・生物統計学・その他の臨床研究の方法論などを身につけた、地域医療現場でのclinician-researcher の育成を試みています。

大学教育改革支援事業

文部科学省では、大学教育の充実事業(Good Practice:GP)を通じて、教育の質向上に向けた大学教育改革の取組を選定し、財政的なサポートや幅広い情報提供を行い、各大学などでの教育改革の取組を推進しています。

規程

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