本学では早くからこの認識に立ち、専門医養成プログラムとしての後期研修システムの作成に着手しました。後期研修医(レジデント)は各専門領域の専門研修プログラムに採用されますが、身分は病院長の直属で、給与も病院から支給され、いわゆる入局はしません。履修内容と各年次の到達度の評価は、診療科とは別個の立場にある研修・レジデント委員会が行い、研修が専門医カリキュラムに照らして適正になされているかどうかを客観的にチェックします。修了認定も目標到達度をもとに委員会が行ない、修了書受領をその後の医員採用(入局)の条件にしています。このようにして、研修医主体の専門医教育の実践とその質の向上に努めてきました。既に20年以上の実績を重ね、多くの優秀な専門医を育ててきました。
本学の専門修得コースの採用は、初期研修修了段階で全国公募します。そして、研修病院を問わず、全国から応募があります。志の高い諸兄の応募を、心から歓迎致します。 |