研修医1年目では、計4か月間の内科研修があります。研修開始前の希望調査に基づき、2つの診療科を2か月ずつ回ります。
内科研修のおおまかな一日の流れは、毎朝チームで回診して入院患者さんの情報を共有した後、カルテ記載や検査・処方などの指示を出したり、様々な処置や手技に参加したりします。外来や救急から緊急の患者さんが来た時には、問診・診察・検査などの初期対応も行います。
病棟からの電話は、最初に研修医に連絡がくることが多くあります。働き始めたばかりのときは、右も左も分からない状態で、ことあるごとに上級医に連絡して助けてもらっていました。徐々に自分で判断し対応できることが増えていき、1年間の研修を終えてみると、基本的な対応や処置は自力で行えるようになりました。
何科に進むにしても必要になる研修医が習得すべき手技は、その機会が生まれるたびに、声をかけてもらえます。一学年の研修医の数が多くないこともあり、手技の取り合いになることなく、様々な手技を経験することができました。消化器内科における消化管内視鏡検査や、呼吸器内科における胸腔ドレナージなど、各科特有の手技に関してもやる気さえあれば上級医は積極的にサポートしてくれます。
上級医と密に連携をとりながら、安心して成長できる環境はとても恵まれていると感じます。