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■附属病院初期臨床研修医募集要項募集案内
プログラム責任者
武田 聡
プログラム副責任者
大瀧 佑平
臨床研修到達目標(2ヵ月)
多岐にわたる救急疾患に対して、重症度,緊急度を鑑別診断し、適切な初期診療ができること。生涯学習の基本姿勢を身につける。厚生労働省の指針「臨床研修の到達目標」の習得を基準に、救急医療に参加する。
1. 一般目標(GIO)
 
1) 地域のメディカルコントロール体制を含む救急医療システムを学ぶ
2) 自分自身が医学部、医師を目指した初心を思い起こし、「組織」の中で勤労する一社会人としての良識を身につける
3) 救急医療を内包するプライマリ・ケアの基本的知識、技能の修得を目指す。
4) 救急患者に対応できる技能・体力・集中力を持つ総合臨床医を目指す。
5) 救急医療におけるチームワークの重要性を理解し、コミュニケーション能力を鍛える。
2. 行動目標(SBO)(経験目標)
 
1) 指導医のもとで臨床研修を行う。
2) リスクマネージメントについて理解し患者中心の医療に徹し、患者の安全、プライバシーを守る。
3) あらゆる救急疾患の病態の概略を理解するように努め、それぞれの疾患の初期治療を行う。特に小児救急においては、小児科指導医の指示を受ける。
4) 救急患者の医療情報の収集・整理・伝達の方法・手技、特に正確な伝達能力を身につける。
 
(1) 救急連絡への適切な対応を身につける。「病院情報端末器」の持つ社会的意義について考える。
(2) 「広域災害発生時」の救急医療体制を理解し、患者のトリアージを実施できる。
(3) 病着した救急隊員からの適確な医療情報の聴取、丁寧迅速な対応。
(AMPLEヒストリー)
(4) 症例検討会での適切なプレゼンテーション能力を身につける。
(5) 救急患者にたいする迅速な全身観察(プライマリーサーベイ)を習得する。
(6) 救急患者の診療記録(カルテ)、退院時サマリーを的確に記載する技能を身につける。
(7) 患者の病態・診断・治療方針について自らの意見を指導医へ報告する能力を身につける。
(8) 病院内各部門の医療スタッフの仕事を理解し、協調能力を身につける。
(9) 救急医学実習学生に適切な指導ができる。
(10) 最重症救急への初期治療ができる。
1: 心肺蘇生を体得する。
 
a. 1次的救命処置BLS(basic life support) 
b. 2次的救命処置ALS(advanced life support)
2: 外因性疾患への社会的対応を学ぶ(警察、保健所、児童福祉相談所など)。
3. プログラム
 
1) 第1週
(1) 適切なカルテ記載を習得する。
(2) 迅速な基本的診察方法を習得する。
(3) 基本的な外科的処置を学ぶ。
(4) 緊急時の心電図、レントゲン検査、CT検査、超音波検査などの補助診断を学習する。
(5) 入院患者の医療情報の正しい連絡技能を学習する。
(6) 受け持ち救急患者のプレゼンテーションを行う。
(毎朝7:00〜のミーティングにて)
(7) 患者情報を救急部スタッフルームのPCへ入力する。
2) 第2週
 
(1) 第1週の内容を継続する。
(2) 消防庁からのホットライン対応を行う。
(3) 救急車同乗研修を行う。
(4) 救急における超音波診断を行う。
3) 第3〜4週
 
(1) 第1,2週の内容を継続する。
(2) 指導医の行う研修医のためのコアレクチャーに全員参加する。
(3) 小児科救急へ参加する。
(4) 受け持ち患者の症例報告を行う。
4) 第5〜8週
 
(1) 初期治療に対応できる。特殊感染症への対応を理解できる。
(2) 救急疾患の鑑別診断を重症度緊急度別に、指導医に説明することができる。
(3) 救急医療のリーダーのあるべき基本姿勢を説明できる。
(4) 社会常識を学ぶ。医療における迅速性,生涯学習の姿勢を身につける。
臨床研修到達目標(1〜6ヵ月)
プライマリケア、救急医療、集中治療を行う上で必要な知識、技能、医師としての基本的姿勢を習得する。
1. 一般目標(GIO)
 
1) 自分自身が医学部、医師を目指した初心を思い起こし、「組織」の中で勤労する一社会人としての良識を身につける。
2) 救急医療を内包するプライマリ・ケアの基本的技能の修得を目指す。
3) 多くの患者と接し、求められる医師としての心・技・体を鍛錬する。
4) 救急患者に対応できる技能・体力・集中力を持つ総合臨床医を目指す。
5) 救急医療におけるチームワークの重要性を理解する。
2. 行動目標(SBO)(経験目標)
 
1) 救急部指導医師のもとで臨床研修を行う。
2) リスクマネージメントについて理解し患者中心の医療に徹し、患者の安全、プライバシーを守る。
3)

あらゆる救急疾患の病態の概略を理解するように努め、それぞれの疾患、外傷の初期治療を行う。特に小児救急・精神科救急などにおいては、各科指導医の指示を受ける。

4) 救急患者の医療情報の収集・整理・伝達の方法・手技、特に正確な伝達能力を身につける。
 
(1) 救急連絡への適切な対応を身につける。「病院情報端末器」の持つ社会的意義について考える。
(2) 「広域災害発生時」の救急医療体制を理解し、患者のトリアージを実施できる。
(3) 病着した救急隊員からの適確な医療情報の聴取、丁寧迅速な対応。
(AMPLEヒストリー)
(4) 症例検討会での適切なプレゼンテーション能力を身につける。
(5) 救急患者にたいする迅速な全身観察(プライマリーサーベイ)を習得する。
(6) 救急患者の診療記録(カルテ)、退院時サマリーを的確に記載する技能を身につける。
(7) 患者の病態・診断・治療方針について自らの意見を指導医へ報告する能力を身につける。
(8) 病院内各部門の医療スタッフの仕事を理解し、協調能力を身につける。
(9) 救急医学実習学生に適切な指導ができる。
(10) 最重症救急への初期治療ができ、指導的立場も体験する。
1: 心肺蘇生を体得する。
 
a. 1次的救命処置BLS(basic life support) 
b. 2次的救命処置ALS(advanced life support)
2: 外傷初期診療JATEC(Japan Advanced Trauma Evaruation and Care)を体得する
3: 救急疾患への社会的対応を学ぶ(警察,保健所,児童福祉相談所など)。
3. プログラム
 
1) 1ヵ月
(1) 指導医師のもと、救急入院患者を担当する。
2) 2ヵ月
 
(1) 指導医師のもと、研修医講義の準備をする。
3) 3〜6ヵ月
 
(1) 院内救急システムに、参画する。
(2) 広域災害時のトリアージ訓練に参加する
(3) 指導医師のもと研修医カリキュラム改定に参画し提案する。
(4) 初期診療コースに、指導医とともに参加する。

<推薦図書>

  1. ハリソン内科学書 第16版
  2. 救急診療指針 へるす出版第2版
  3. 日本人体解剖学

<雑誌>

  1. Journal of Trauma
  2. 救急医学 へるす出版
  3. Critical care medicine

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