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腎臓・高血圧内科
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■附属病院初期臨床研修医募集要項募集案内
プログラム責任者
横尾 隆
プログラム副責任者
横山 啓太郎
臨床研修到達目標(2ヵ月)
1. 一般目標(GIO)
  一般臨床医としてプライマリ・ケアに必要とされる内科の基本的知識と検査・診療手技を身につけると同時に、腎尿路の構造と機能および各種腎疾患・高血圧の病態生理を理解し、正しい診断と適切な治療法に到達する能力を習得する。
2. 行動目標(SBO)(経験目標)
  腎臓・高血圧内科の行動目標としては、以下のようになる。
1) 尿の一般検査(蛋白尿、血尿、尿沈渣)を行い、結果の意義を解釈できる。
2) 血液生化学検査から腎機能、水・電解質の異常を指摘できる。
3) 血清免疫学的検査を適切に指示し、異常を指摘できる。
4) 腎機能検査(クレアチニン・クリアランス、尿蛋白および尿中電解質の定量、尿中β2m、尿中NAG、FENa、尿濃縮能)を指示し、成績を解釈できる。
5) 動脈採血により血液ガス分析を施行することができ、結果を解釈できる。
6) 腎臓・腎血管系の画像検査(KUB、IVP、ECHO、CT、MRI、腎血管撮影、アイソトープ検査)を適切に指示し、結果を解釈できる。
7) 腎生検の意義と適応を理解し、腎生検標本を判読できる。
8) 水・電解質代謝の基本理論、輸液の種類と適応を述べ、輸液する薬液とその量を決定できる。
9) 導尿を安全かつ確実に行える。導尿に関連する障害を列挙し、その予防策を講じることができる。
10) 持続的導尿(バルーンカテーテルの留置)を施行かつ管理することができ、これを中止する条件をのべることができる。
11) 緊急性のある高カリウム血症に対する治療法を列挙でき、適切な処置を行うことができる。
12) 緊急透析が必要な患者の病態を列挙することができる。
13) 下記の治療法の理論的背景と禁忌を理解し、その副作用、合併症を熟知したうえで、これに適切に対応することができる。
 
(1) 生活指導と管理
(2) 食事療法:低蛋白食、低リン食、減塩食
(3) 薬物療法:降圧薬、利尿薬、副腎皮質ステロイド薬(パルス療法を含む)、免疫抑制薬(パルス療法を含む)、抗凝固薬、抗血小板薬。腎機能低下例に対する薬物動態理論。
(4) 血液浄化法:血液透析法、腹膜透析法(CAPDを含む)、血漿交換法、血液吸着法
(5) 腎移植:生体腎移植、死体腎移植
3. プログラム
 
1) 第1〜4週(病棟研修)
(1) 指導医の下に、腎臓・高血圧内科入院患者の主治医となり、その内科管理を習得する。
(2) 受け持ち患者に対しては、的確な病歴聴取・身体診察・臨床検査から、的確な病態把握を常に心がける。
(3) 主治医として腎生検の準備と介助を行う。
(4) 当直勤務を経験する。
2) 第5〜8週(病棟研修)
指導医の下に、腎臓・高血圧内科入院患者の主治医として、引き続きその内科管理を習得する。
3) 血液浄化部研修
急性・慢性腎不全患者の血液浄化療法を介助・習得する。
4) 内科救急処置の習得

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