臨床研修は、基本的な診療能力の修得をその目標としています。そのために本学では、指導体制の充実した大学病院のメリットを生かすとともに、異なった特徴を持つ4附属病院すべてを利用する研修カリキュラムを作成し、多彩な選択肢の中で、 common disease から先進医療までを履修する、幅の広い研修を行なっています。また、大学病院の地域医療研修としては、初めて新潟県、静岡県、福島県などの遠隔地における実地医家や基盤病院での在宅医療研修を取り入れ、我が国の超高齢化とともに、医療上の大きな課題となる在宅医療を経験し、将来の担い手の育成を目指しています。
これらの本学独自のカリキュラムによって、本学が理想とする「患者主体の全人的医療」のできる良医になるための基礎を培います。そして、その後の専門修得コース(後期研修)における専門医育成プログラムにスムーズに進んでいけるための臨床技能を修得します。また、常に研修環境の改善に努力しています。
本学の臨床研修への応募は全国に及んでおり、採用者に占める学外出身者の数は年毎に増加しています。出身大学を問わず、本学の理念に呼応する有為の学生諸君の応募を大いに期待しているのです。
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