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■第三病院初期臨床研修医募集要項募集案内
診療部・科
小児科
カリキュラム指導医
勝沼 俊雄
カリキュラム副指導医
本木 隆規
カリキュラムの概略
小児科専修プログラム(必修研修2ヶ月+選択研修3ヶ月(最長))
後述の必修研修到達目標に加え、本プログラムでは、履修月数に応じて専修的な医療技術を経験し、より広範囲の小児疾患への対応能力向上を期す。これに加えて、小児医療が病児・家族を対象とするのみならず、医師の他、看護師、保育士、ソーシャルワーカー、薬剤師、検査技師など多くの関連職種よりなるチーム医療であることを理解し、良好な人間関係を構築するとともにこれをリードする能力を指導医の元で積極的に学ぶ。
臨床研修到達目標(選択必修研修1〜2ヵ月)
小児科専修プログラム医師以外を含む研修医も対象とする一般プログラムにおいては、高度先進的医療に偏らず、全人口の15%を占める小児を対象とする"総合診療科"としてこどもの健やかな成長発達を支援する小児科医の役割と小児医療に対する社会の要求を理解し、これらを規定研修期間内に実践することを目標とする。
1. 一般目標(GIO)
 
1) 日々成長発達する小児の特性を理解する。新生児病棟を含む小児病棟における入院医療に加えて、プライマリ・ケアとしての外来での小児医療、さらにできる限り多くの一次救急医療を経験することによって、こどものからだ、こころの全体像を把握するとともに、特に両親・家族との対応の実際を学ぶ。また、小児・両親への健康支援としての乳幼児健診、予防接種などに参加し、正常乳幼児の成長発達に関する知識を修得する。
2) 小児の診察・診療法を理解し実践する。医療面接の経験を通して、両親への対応と信頼関係の構築を学び、これに年齢ごとの小児の診察・診療法を修得することと併せて、的確な診断に至るプロセスを学ぶ。
3) 小児疾患の特異性と治療の特徴を理解する。年齢ごとに異なる疾患の特性を理解するとともに、的確な診断過程を学習する。さらに、未熟児・新生児を含む年齢・体重に応じて異なる小児疾患の治療法とその実際を修得する。
2. 行動目標(SBO)
 
1) 医療面接における正しい小児科的病歴の取り方、保護者への対応の仕方を理解する。
2) 指導医の元で乳幼児健康診査を経験・実践する。
3) 正常小児の成長及び精神運動発達、年齢ごとの栄養所要量を理解する。
4) 小児の診察法を修得し、問題を抽出できる能力を身につける。
5) 診療録への異常所見を含めた正しい記載法を修得する。
6) 小児科的検査法、処置法、治療法の基本を修得する。指導医の元で小児特有の検査処置、採血技術、静脈ルート確保手技、注射手技に加えて、小児に対する超音波検査の実施を経験する。指導医の元で小児への輸液・輸血を経験し、管理法を身につける。
7) 小児に使用する基本的薬剤の副作用・禁忌を含めた知識を身につける。これにより小児の体重・体表面積に基づく小児薬用量・用法を理解する。
8) 小児における重要な症候を経験する。発熱、発疹、咳嗽・喘鳴・呼吸困難、心雑音、便秘・下痢・腹痛、脱水・浮腫、咽頭所見、けいれん、紫斑、リンパ節腫脹、黄疸、発達遅滞、肥満、痩せ・体重増加不良。
9) 年齢別代表的小児疾患の診断・治療を指導医の元で実践する。低出生体重児、伝染性・発疹性感染症、肺炎・気管支炎、気管支喘息・アトピー性皮膚炎、急性胃腸炎、熱性痙攣
10) 小児救急医療を実践する。正当直医とともに一次・二次救急医療を経験し、代表的な小児救急疾患の診断・治療法を理解する。特に、発熱、脱水、気管支喘息発作、けいれん、嘔吐・腸重積、小児科医で対処すべき事故(誤飲・中毒)への対処法を修得する。

3.プログラム・週刊スケジュール(予定)

  AM PM PM5時
以降
夜間
抄読会 病棟・外来*1 回診・病棟・外来*2 症例
検討会
当直*3
勉強会 病棟・外来*1 病棟・外来*2   当直*3
  病棟・外来*1 病棟・外来*2 小児科
医局会*4
当直*3
  回診・病棟・外来*1 病棟・外来*2   当直*3
  病棟・外来*1 病棟・外来*2   当直*3
  病棟・外来*1 病棟・外来*2   当直*3
  *1 一般外来
*2 専門外来・乳児健診(2回/週)
*3 約5日に1回、正当直医とともに小児救急当直研修
*4 1回/月(本院)

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