| 1. |
一般目標 (GIO) |
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各種消化器疾患の病態を理解し、正しい診断と適切な治療法に到達する能力を習得する 。 |
| 2. |
行動目標 (SBO) |
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| 1. |
消化器領域の解剖、 病態生理をよく理解し、 診断及び治療計画（手術適応を含む）を独自で立てることができる。 |
| 2. |
下記の各種検査、画像診断、組織診断の意義と適応をよく理解し、その成績を判読できる。
| ・ |
肝機能検査，肝炎ウイルスマーカー，免疫学的検査，腫瘍マーカー |
| ・ |
消化管検査，消化管・肝生検手技と標本の判読，消化管・肝胆膵疾患の画像検査 |
| ・ |
消化管内視鏡検査（上部、下部、ERCP、 EUSなど） |
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| 3. |
これらにより適切な鑑別診断を行い、正しい確定診断に基づいた治療法を選択できる 。 |
| 4. |
下記の治療法の理論的背景と禁忌を理解し、その副作用、合併症を熟知したうえでこれに適切に対応することができる。
| ・ |
生活指導と管理 |
| ・ |
食事療法；蛋白（経口特殊アミノ酸製剤を含む）、脂肪制限食、減塩食 |
| ・ |
経管栄養、輸液療法 |
| ・ |
薬物療法
| 1. |
消化管；抗潰瘍薬、健胃消化薬、制酸薬、緩下薬、浣腸、止痢薬、整腸薬 |
| 2. |
肝臓；インターフェロン、ステロイド、肝庇護薬、合成二糖類製剤、特殊アミノ酸製剤 |
| 3. |
胆道・膵；利胆薬、蛋白分解酵素阻害薬 |
| 4. |
悪性腫瘍治療薬 |
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| ・ |
内視鏡治療（止血術、硬化療法、粘膜切除術、胆汁ドレナージ） |
| ・ |
IVR治療（PEI、 RFA、 TAI、 TAE、 B-RTO等） |
| ・ |
血液浄化法；血漿交換法、血液濾過透析法、血液吸着法 |
| ・ |
肝移植；死体肝移植、生体肝移植 |
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| 3. |
自らが経験すべき（自らが患者の診療・鑑別診断を行い、初期治療に参加すべき）事項 |
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A．診察法・検査・手技
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| 1) |
身体診察法の修得 |
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皮膚所見（手掌紅斑、蜘蛛状血管腫、腹壁静脈など）、腹部の触診（肝・脾、圧痛、腹水、腫瘤）、聴診（腸蠕動音、血管雑音）浮腫、肝性脳症等に対する神経所見
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| 2) |
各種検査の意義と適応の理解、結果の判読 |
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| ・ |
肝機能検査：末梢血液検査、生化学検査、血液凝固検査、ICG検査、尿検査 |
| ・ |
肝炎ウイルスマーカー：HA抗体、IgM-HA抗体、HBｓ抗原・抗体、HBe抗原・抗体、HBｃ抗体、IgM-HBc抗体、HBV-DNA、HCV抗体、HCVコア抗原、HCV-RNA、HCVセロタイプ
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| ・ |
免疫学的検査：抗ミトコンドリア抗体・M2抗体、抗核抗体、LEテスト、血清補体価 |
| ・ |
腫瘍マーカー：AFP、PIVKA�供�CEA、CA19-9 |
| ・ |
消化管検査（胃液検査、糞便検査、消化管吸収試験） |
| ・ |
消化管・肝生検手技と標本の判読 |
| ・ |
消化管・肝胆膵疾患の画像検査（KUB、消化管造影、超音波、CT、MRI、血管撮影など） |
| ・ |
消化管内視鏡検査（上部、下部、ERCP、 EUSなど） |
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| 3) |
手技 |
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経鼻胃管、胃洗浄、腹水穿刺・排液、中心静脈カテーテル、直腸診、肛門鏡、浣腸法 |
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B.症状・病態・疾患 |
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| 1) |
頻度の高い症状・病態 |
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腹痛、便通異常、食欲不振、嘔気、嘔吐、胸やけ、体重減少、嚥下困難、全身倦怠感、肝機能異常、黄疸、浮腫
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| 2) |
緊急を要する症状・病態 |
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急性腹症（消化管穿孔、イレウス、虫垂炎、腹膜炎）、急性消化管出血、肝不全に伴う意識障害、異物誤嚥、ショック（消化管出血、重症膵炎等に伴う） |
| 3) |
経験が求められる疾患・病態 |
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C.特定の医療現場
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| 1) |
救急医療 |
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緊急を要する病態や疾患に対し、適切な対応をすることができる。循環管理、輸液、輸血療法、緊急内視鏡、手術適応の決定など
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| 2) |
消化器悪性腫瘍に対する集学的治療 |
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化学療法、放射線療法、手術適応の決定、緩和・終末期医療 |
| 3) |
重症肝、膵疾患に対する集中治療 |
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劇症肝炎、重症膵炎に対する循環管理および血液浄化法、肝移植の適応の判断 |
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診療部・科
