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■第三病院初期臨床研修医募集要項募集案内
診療部・科
総合診療部
カリキュラム指導医
平本 淳
カリキュラム副指導医
永山 和男
カリキュラムの概略
研修1年目の内科の研修は、2ヶ月を1単位として7つの内科専門診療科と総合診療部の中のいずれかに3部門にて配置され、その主たる病棟において6ヶ月間の研修を受ける。どの部門に配属されたとしても、厚労省の指針において必修として示された、一般内科臨床医としての基本的な能力の修得に重点が置かれる。

特に最初の2ヶ月間では、より良い患者―医師関係の構築、POMRに則ったカルテ記載の習慣化、採血・静脈注射などの基本的な手技の習得などに重点が置かれる。その後の4ヶ月間では2ヶ月単位で病棟を交代し、必修とされた種々の症候・疾患の基本的な診療能力を修得する事を主眼とする。
カリキュラムの概略
1. 一般目標 (GIO)
  特定の臓器に偏らず、患者さんの症状、症候から正しい診断が下せ、患者背景を十分に考慮した、適切な治療法を選択できる能力を習得する
2. 行動目標 (SBO)
 
1. 診断のついていない患者さんについて、その症状・症候・一般的検査の異常から、罹患臓器をできるだけ絞込み、診断、治療にいたる計画を独自で作成することができる。
2. 各専門診療内科および内科以外の診療科と連係を密にした診療ができる。
3. 多数の疾患を持つ患者で、それぞれの疾患の関連を理解し、治療することが出来る。
4. 患者やその家族のことなどを考えて、同意を得た上で診療することができる。
5. 看護士、薬剤師、臨床検査技師などとの連携を緊密にしたチーム医療ができる。
6. 下記の各種検査、画像診断、組織診断の意義と適応をよく理解し、その成績を判読できる

血液検査、尿検査
各種培養検査
画像検査(単純Xp・造影Xp・血管撮影・シンチグラム・超音波・CT・MRIなど)
7. これらにより適切な鑑別診断を行い、正しい確定診断に基づいた治療法を選択できる
8. 下記の治療法の理論的背景と禁忌を理解し、その副作用、合併症を熟知したうえでこれに適切に対応することができる

生活指導と管理
食事療法
薬物療法
3. 自らが経験すべき(自らが患者の診療・鑑別診断を行い、初期治療に参加すべき)事項
 
A. 診察法・検査・手技
.
1) 必要十分な病歴の聴取と記載
2) 身体診察法の修得
  全身の視診、触診、打診、聴診
3) 各種検査の意義と適応の理解、結果の判読
 
血液検査、尿検査
各種培養検査
画像検査(単純Xp・造影Xp・血管撮影・シンチグラム・超音波・CT・MRIなど)
B. 症状・病態・疾患
1) 頻度の高い症状・病態
発熱、体重減少、全身倦怠感、食欲不振、動悸、息切れ、浮腫、リンパ節腫脹、関節痛、意識障害、発疹、
2) 経験が求められる疾患・病態
 
1. 感 染 症 麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、伝染性紅斑、インフルエンザ、伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、マイコプラズマ感染症、クラミジア感染症、ウイルス性髄膜炎、副鼻腔炎、扁桃腺炎、気管支炎、肺炎、胸膜炎、心外膜炎、感染性心内膜炎、肝炎、胃炎、腸炎、腎盂腎炎、膀胱炎、敗血症
2. 腫 瘍 転移性脳腫瘍、食道癌、肺癌、胃癌、肝癌、膵癌、大腸癌、リンパ腫
3. 血管疾患 脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、胃潰瘍、虚血性大腸炎、ASO
4. 非感染性炎症疾患 SLE、RA、成人型スティル病、リウマチ性多発筋痛症、反応性関節炎、壊死性リンパ節炎、膵炎、腎炎
5. そ の 他 痴呆、心不全、気管支喘息、COPD、呼吸不全、腸閉塞、肝硬変、腎不全
C. 特定の医療現場

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