1. |
神経学的診察法を習得し、正常・異常所見を判断できる。 |
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次の主要神経症候のマスター鍵(MASTIRCAGI)を習得する。(豊倉康夫による) |
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Motor(運動系) |
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あらゆる種類の運動麻痺、筋脱力を指している。片麻痺、対麻痺、末梢神経麻痺、構音・嚥下障害、眼筋麻痺などを含む。 |
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Sensations(感覚系) |
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あらゆる種類の感覚障害を指す。頭痛、疼痛、視力障害、難聴などを含む。 |
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Tonus(筋緊張) |
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筋トーヌスの異常、痙縮、固縮、ジストニー、ヒポトニーなどを含む。 |
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Involuntary movements(不随意運動) |
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あらゆる種類の不随意運動を指す。痙攣発作、筋線維束性攣縮(fasciculation)、眼球運動異常などを含む。 |
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Reflexes(反射系) |
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反射とその異常 |
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Cerebellum(小脳系) |
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小脳症状、平衡障害 |
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Autonomic nervous system(自律神経系) |
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膀胱直腸障害を含む。 |
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Intelligence、etc(知能など) |
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知能障害を初め、高次大脳機能障害すべてを含む。意識障害、失語、失認、失行、精神障害などを含む。 |
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2. |
神経解剖および神経生理の知識を習得する。 |
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大脳、小脳、脳幹、脊髄、末梢神経、筋肉の解剖・生理を身につける。 |
3. |
神経学的診察所見に基づいて局所診断ができる。 |
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大脳、小脳、脳幹、脊髄、末梢神経、筋肉などのどこの障害によるかを説明できる。 |
4. |
病歴および診察所見から病因を推定できる。 |
5. |
鑑別診断および確定診断のための検査プランを作成できる。 |
6. |
正しい確定診断に基づいた治療法を選択できる。 |