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■第三病院初期臨床研修医募集要項募集案内
診療部・科
リハビリテーション科
カリキュラム指導医
小林 一成
カリキュラム副指導医
角田 亘
カリキュラムの概略
「病気を診ずして、病人を診よ」の建学の精神にのっとり、病気に冒され肉体的にも精神的にも傷ついた病人に対して、病気の治療ばかりでなく患者さまと家族の不安や悩みを取り除き、つねに患者さまのための真の医療を行えるように技能を習得する。とくにリハビリテーション医学は今後さらに進む高齢社会においては必要不可欠の領域である。急性期治療は終了したものの残存する機能障害のために家庭復帰できない、社会復帰できないでいる患者さまに対して、様々な職種が関わるチーム医療が必要である。リハビリテーション医はこれらの職種に指示を出し、評価し、患者さまが快適な生活を送れるように治療・援助する使命がある。

本プログラムは研修2年目に選択科としてリハビリテーション科を研修することが可能である。1ヵ月コースで、障害について理解し、リハビリテーションの概念・目的を認識する。2ヶ月コースで、リハビリテーションに必要な基本的診察・検査・評価法を習得し、早期リハビリテーションの重要性を認識し、適応、リスク管理ができるようになる。4ヶ月コースで、社会復帰まで踏まえたリハビリテーション処方を作成し、多職種を統括しチーム医療を進めることができるようになる。これらの技能を習得し、患者さまが退院後、より質の高い生活を送るための援助ができるようになることが重要である。
1ヵ月
1. 臨床研修一般目標
 
1. リハビリテーションの概念、目的を認識する。
2. リハビリテーションにおける障害について理解する。
2. 臨床研修行動目標
 
1. 障害の階層制について述べることができる。
2. 障害者および家族から病歴を正確に聴取し、記載できる。
3. 障害者に恐怖感や疼痛を与えることなく、診察することができる。
4. 関節可動域の測定、徒手筋力テストを行うことができる。
5. 日常生活動作および個々の患者に必要な評価を理解する。
6. 理学療法、作業療法、言語療法の概要を知る。
3. 自らが経験すべき(自らが患者の診療、治療に参加すべき)事項
 
A. 診察法・検査・手技
 
1. 身体診察法の習得
  神経学的診察法、骨関節診察法
2. 各種検査の意義の理解、結果の判読
  関節可動域検査、徒手筋力テスト、日常生活動作の評価
B. 疾患
  頻度の高い疾患:脳卒中
C. 特定の医療現場の経験
 
1. 理学療法、作業療法、言語療法を見学し、治療の概要を知る。
2. リハビリカンファレンスに参加する。
2ヵ月
1. 臨床研修一般目標
 
1. リハビリテーションに必要な検査・評価および基本的な診察が可能になる。
2. 早期リハビリテーション開始の重要性をよく認識する。
3. リハビリテーションの適応を知り、リスク管理を行いつつ、リハビリテーションを進めていくことができる。
2. 臨床研修行動目標
 
1. 失語症検査のリポートを理解できる。
2. 脳卒中片麻痺の回復過程を知る。
3. 障害の階層制に対するリハビリテーションアプローチの違いを述べることができる。
4. 障害者を診察し、評価できる。
5. 障害者の治療方針を立てることができる。
6. リハビリテーションに必要な臨床検査を理解する。
a. 筋電図
b. 運動負荷テスト
c. 頭部CT・MRI
d. 骨・関節レントゲン
e. ECG
f. 呼吸機能と胸部レントゲン
g. 排泄機能
h. 嚥下造影
7. 装具の適応を知る。
8. 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の仕事を述べることができる。
9. 家庭復帰・社会復帰の適応を決定できる。
3. 自らが経験すべき(自らが患者の診療、治療に参加すべき)事項
 
A. 診察法・検査・手技
 
1. 診察法の習得
高次脳機能評価(特に失語症)
2. 各種検査の意義の理解、結果の判読
失語症検査、筋電図、頭部CT,MRI、レントゲン検査、嚥下造影、ウロダイナミクス
B. 疾患
  頻度の高い疾患:脳卒中
C. 特定の医療現場の経験
 
1. 理学療法、作業療法、言語療法の内容について理解する。
2. 装具外来に参加して装具の適応を理解する。
3. リハビリカンファレンスに参加する。
4ヵ月
1. 臨床研修一般目標
 
1. リハビリテーション処方ができるようになる。
2. リハビリテーション医としての基本的能力を身につける。
3. リハビリテーション開始から社会復帰までのリハビリテーションを行うことができる。
2. 臨床研修行動目標
 
1. 障害者の診察・評価・治療ができる知識と技術を身につける
2. リハビリテーションの評価・治療に要する検査の成績を正しく判断できる。 (a.〜h.まで)
a. 筋電図
b. 運動負荷テスト
c. 頭部CT・MRI
d. 骨・関節レントゲン
e. ECG
f. 呼吸機能と胸部レントゲン
g. 排泄機能
h. 嚥下造影
3. 障害者の全身管理ができる知識と技術を身につける。
4. 義肢・装具の適応を知る。
5. 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士への処方ができる
6. リハビリテーションスタッフと協力し、チーム医療を進めることができる
7. 家庭復帰・社会復帰の適応を決定し、実施できる
3. 自らが経験すべき(自らが患者の診療、治療に参加すべき)事項
 
A. 診察法・検査・手技
 
1. 診察法の習得
嚥下評価、高次機能評価(記憶障害、注意障害など)
2. 各種検査の意義の理解、結果の判読
失語症検査、筋電図、認知機能検査、嚥下造影、ウロダイナミクス
B. 疾患
  脳卒中(嚥下障害、高次機能障害)
脊髄損傷、骨関節疾患、切断
C. 特定の医療現場の経験
  リハビリカンファレンスに参加し受け持ち患者について発表する。
リハビリテーション科週間スケジュール(予定)
 
午前 病棟研修
病棟研修
病棟研修 病棟研修 病棟研修 病棟研修
午後

病棟研修

筋電図

教授回診 病棟研修 病棟研修

義肢・装具
病棟研修

筋電図
嚥下造影

病棟研修
カンファレンス 16:30 脳外Conf.

続いて→
神内Conf.
13:15回診

16:30
リハ合同
Conf.

18:00 医局会
18:00
抄読会

4,7,9,12,1,3月19:00〜
リハ研究会
17:00整形
Conf.
14:00

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